中国写真館その7 上海の歴史を象徴する「外灘」

「上海の母なる川」と称される黄浦江沿いに「外灘(バンド)」がある。
上海といえばこの風景という歴史的建造物が並び、上海随一の観光地となっている。
ここは1842年に中国とイギリスの間で南京条約が結ばれ、上海が開港されてからイギリス租界となったエリアで、中国にとっては屈辱の歴史の証しともいえる。
その後、上海は欧米の列強が中国へ進出する拠点となり、大いに発展した。
その意味では上海の躍進の象徴ともいえる。
そんな歴史に思いをはせながら外灘を歩くと、激動の街・上海を肌で感じることができる。
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外灘の夜景。南から北を望む(2010410日撮影)
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朝の外灘。歴史的建造物がずらっと並ぶ(2010920日撮影)
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外灘の象徴の1つである「江海関」(右)と「旧香港上海銀行ビル」(左)。江海関は租界時代から続く税関で、最上部は「時計台」と呼ばれ、今も時を告げている(2016210日撮影)
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外灘のもう1つの象徴である「和平飯店」。左の南楼は旧パレスホテル、右の北楼は旧サッスーンハウスで、ともにイギリス人の上海進出の拠点だった(201456日撮影)
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時計台の夜景(2015619日撮影)
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上海のビッグイベントの1つとなった上海マラソンは、2011年から外灘がスタート地点となった。時計台をバックに力走する市民ランナー(2011124日撮影)