時の流れはいかんとも…

桜を撮りに行った際に見た「らーめん司」

ずいぶん前の話だ。

今月初め、仕事帰りに桜を撮りに荒本西公園へ行った。

その際、何度か行ったことがある「らーめん司」の前を通って驚いた。、

 

らーめん司は3月30日をもって閉店していた。

店はシャッターが下り、看板が空しく立っていた。

この店は70歳を確実に超えていると思われる男性と女性の2人が切り盛りしていた。

たぶん夫婦だろう。

女性の方は腰が曲がり、無理して仕事をしなくてもと思うような姿だった。

閉店を告げる張り紙には、29年営業していたことが書かれていた。

老夫婦が経営するラーメン店が閉店する。

それはある意味当然で、時の流れはいかんともし難い。

閉店すると知っていたら、もう1杯ラーメンを食べたのに。

そう思いながら店を後にした。

閉店を告げる張り紙。手書きで丁重な文章がつづられている

店の前には、看板が営業していたころと変わらない様子で立っていた。この看板を見て、寂しさが増した