なんとも味わい深いバス停

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近鉄大阪線の関屋駅に近いバス停。道路に傾斜があるので、バス停も斜めになっている

けさ、近鉄大阪線の関屋駅で電車を降りて、特急「ひのとり」の撮影ポイントを探そうと歩き出した。

駅の周辺には田んぼや畑が至るところにあり、のどかな田園風景が広がっていた。

 

駅のすぐ近くに小さなバス停があった。

さびた鉄のベンチが置かれていて、周辺の風景に溶け込むようななんとも味わい深いバス停だった。

「ひのとり」の撮影に追われていたが、そのバス停を見たら撮らないわけにはいかなかった。

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バス停に置かれた鉄製のベンチ。屋根がなく野ざらしなので、さびるのは織り込み済みなのだろう

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ベンチの背もたれに書かれたコカコーラの文字。ここまでひなびたコカコーラの看板はめったにないだろう

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背もたれの裏にクモの巣が張っていた。これも味があるなと思った

 

「ひのとり」を追いかけ府県境へ

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トンネルを出て、大阪府奈良県の府県境付近を走る近鉄の特急「ひのとり」

きのうの午後、天気予報を見たら、きょうは午前中が好天で、午後から雨が降るという予想が出ていた。

「それじゃ、午前中に何かしよう」と考えたとき、ふと「久しぶりに『ひのとり』を追いかけたいな」と思った。

 

近鉄大阪線を走る特急「ひのとり」は去年の夏に何度か追いかけたが、長い間ご無沙汰してしまった。

せっかくだから行ったことのない場所へと探したところ、大阪府奈良県の府県境のすぐそばによさそうな所があった。

涼しいうちに決着をつけようと、早朝から出かけた。

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「ひのとり」は車体が濃い赤に塗られ、まさに「火の鳥」のようだ

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いい感じのカーブがあった。これは列車の後ろ姿だ

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高い位置から撮れないかなと坂を上ったら、線路が部分的に見下ろせる場所があった

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各駅停車の電車に乗って、降りたのは近鉄大阪線の「関屋駅」だった。「ひのとり」は停車しない。この駅のホームは少しカーブしている

 

夕方の東の空が染まった

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きょうの夕方のあべのハルカス周辺。東の空が赤く染まっていた

きょうは仕事帰りに地下鉄堺筋線日本橋駅で途中下車して、ちょっとした買い物をした。

日本橋からはたいてい家まで歩いて帰る。

けっこう距離があるが、日本橋の通り沿いや新世界で何か面白いものが見つかりそうな気がする。

 

日本橋の駅を出たときは、空を厚い雲が覆っていた。

買い物が終わってから見ると、所々に雲のわずかな切れ間があった。

「何かが起こる」そんな期待をしながら歩いているうちに新世界に着いた。

西の空はいまひとつだったが、意外なことに東の空が赤く染まっていた。

天王寺動物園を横切る歩道まで急いで行って、あべのハルカスとともに撮った。

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東の空の色があせてから、いつもの天王寺公園の池へ移動した。こちらは少々期待はずれだった

 

猫が受け継ぐ「夕涼み」

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木造のアパートの前で夕涼みする2匹の猫

きのう、西成に帰り着いて、西の空が染まるのを見たのにまっすぐ帰らなかったのは、飽きるほど撮ったからというだけでなく、猫の「夕涼み」を見たからでもあった。

木造の古いアパートの入り口の近くに2匹の猫がいて、屋外の日陰でのんびりと涼んでいた。

 

夕涼みはエアコンが普及して廃れた風習の一つだといっていい。

昔は夏の日の夕方になると家の外に出て、近所の人と話をしながら涼を取るという良き風習があった。

そうして時を過ごすうちに夜になり、暑さをしのぎやすくなってから家に帰ったものだ。

それがエアコンの普及で、一日中、家で過ごすことができるようになった。

最近では天気予報でも、「エアコンを適切に使い、熱中症を避けてください」なんて言う始末だ。

 

人の社会では廃れた夕涼みも、西成の猫にしっかりと受け継がれている。

きのう見た2匹の猫は、アパートの外で暮らしていたが、最近は中に入れてもらい「飼い猫」になった。

それでも猫は涼しい屋外がよほど好きなようで、アパートの管理人とおぼしきおばあさんが、「もう帰るよ」と声をかけても、素知らぬ様子で夕涼みの伝承に努めていた。

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2匹の猫は親子だと思われる。こちらがたぶん子猫だ。目を上に向け、何を見ているのだろう

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こちらが母猫だと思われる。通用口らしき引き戸の前で眠り始めた

 

写真も「飽きない」が大切

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きょうベランダから辛うじて撮れた夕焼け

「商売は飽きずにやらなきゃいけねえよ。商いっていうくらいだから」という一節が、ある落語の中にあるらしい。

「飽きないが大切なのは、商売だけじゃなく写真もそうだな」と痛感する出来事が、きょうの夕方にあった。

 

きょう仕事が終わってから空を見た。

雲がほとんどない快晴だった。

「きょうは夕焼けを狙えないな」と思い、ゆっくりと帰った。

 

西成に着いて、西の空を見たら雲が赤く染まりつつあった。

普段なら急いで帰るところだが、「ベランダからの夕焼けは飽きるほど撮った。きょうは見送ろう」と、猫と遊び、スーパー玉出で買い物をした。

 

店を出てしばらく歩いたところから見たら、空が見事に染まっていた。

もう開き直って、普通に歩いて帰り、ベランダに出た。

西の鉄塔の周辺が赤く染まっていた。

しかし、それは夕焼けのショーの幕が下りる寸前だった。

「まっすぐ帰っていれば、さぞかしいい写真が撮れただろう。飽きるほど撮ったとはいっても、まだまだだ。空に飽きずにやらなきゃいけねえよって言われているんだな」と思った。

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空の色は急速にあせて、すすけたようになってしまった

 

中村食堂で1日遅れの「うなぎ」

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中村食堂の「うなぎ丼」

きのうは有給休暇を取り、年金の手続きを済ませたら、ちょうど昼時になった。

「よし、きょうは中村食堂で1日遅れのうなぎといこう」と、久しぶりに昼の中村食堂ののれんをくぐった。

中村食堂の「うなぎ丼」は税込み750円で、少し前に100円値上がりした。

現状では中村食堂で最も値段が高いメニューで、注文するにはそれなりの決断が要る。

土用の丑の日の翌日でも、うなぎを食べれば夏バテが防げる」と念じるようにして食べた。

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きのうの中村食堂。夏の日差しがギンギンに降り注いでいる姿は初めて見たような気がする

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「休みの日だから、昼でも1杯だけなら」と思って、「焼酎ワンカップ」(税込み250円)を冷蔵庫から取り出した

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つまみは「冷奴」(税込み100円)にして節約に努めた

 

平日の大和川で電車を狙う

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大和川の鉄橋を渡る南海高野線の電車。帰る間際に空がほほ笑んでくれた

きょうは今の仕事に就いて初めて有給休暇を取った。

年金受給の申請に行くために、仕事を休んだ。

5年ほど前までは、「死ぬまで働いて、年金をもらわずに生活しよう」なんて格好のいいことを考えていたが、現在は年金があるなしでは大違いという暮らしになってしまった。

 

そんな愚痴はさておき、せっかくの休みで天気もまずまずなのだからと、夕方から大和川へ行き、南海高野線の電車を狙った。

平日の大和川へ行くのは久しぶりだ。

期待は大きかったが、西の空の底に厚い雲がかかり、思ったようにはいかなかった。

それでも帰る間際に空がほほ笑んでくれて、なんとか格好にはなった。

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夕日がまだ高い位置にあるころ。電車の窓のブラインドはいかんともし難い

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夕日と電車の重なりを狙ったが、混み合った電車で窓越しの夕日を見ることはできなかった

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西の空の低い位置にわずかな雲の切れ間があり、そこが染まった