曲がった空に夕日が沈む

きのうの仕事帰りに見た夕景

きのうは仕事に少し手間取り、帰りが普段より30分ほど遅くなった。

それが意外な結果をもたらした。

地下鉄の長田駅に向かう途中、高速道路の立体交差に差し掛かったとき、高架の脇に夕日が見えた。

その空間はカーブした道路と傍らのビルに挟まれていた。

その光景を見て、「曲がった空に夕日が沈むといったところだな」と思った。

夕日がごちゃごちゃした空間に沈んでいった

 

春本番を告げる桃の花

職場に近いJAの畑で咲いた桃の花

けさ、出勤の途中で職場に近いJAの畑に寄り、桃の開花状況を確認した。

ピンクの花がちらほらと咲いていた。

きょうは風が強く、この時期としては寒さも厳しく、冬に逆戻りしたような一日だった。

そんな陽気の下でも、桃の花は春本番を告げていた。

朝は時間がなかったので、昼休みに行って撮影した。

「もうすぐ開きますよ」と言っているかのような花もあった

JAの畑の桃。1週間もすれば花が満開になって、ピンクに染まるだろう

 

オレンジのチン電

きのうの朝、阪堺電車今池駅に入ろうとするチン電

きのうの朝、高速道路の高架下から向かったのは、阪堺電車今池駅だった。

この駅に行けば何か撮りたくなるものが見つかるだろうと思った。

何度も来ている駅で、天気も芳しくなく、なんとなく線路を撮って帰ろうとしたら、レトロな「モ501形」のチン電が南からやって来るのが遠くに見えた。

それもオレンジの派手な車両だった。

「チン電は地味な色に塗ってほしいもんだけど、そんなのが走るのも悪くはないか」と思い、駅で待ち構えた。

南からやって来たオレンジのチン電。モ501形の505で、頻繁に色が変わっている

 

銭湯のボケが花盛り

けさ、西成の銭湯で見たボケの花

けさ、あべのハルカスの撮影で苦戦を強いられたあと、午前8時のスーパー玉出の開店まで周辺をぶらぶらと歩いた。

ふと「銭湯のボケはどうなっているんだろう」と思った。

その銭湯は普段あまり行かない商店街の南の端に近い場所にあり、建物の脇に鉢植えがいくつか並んでいる。

その中の1つがボケで、小さな赤い花が咲く。

 

行ってみると、ボケは花盛りだった。

これまではもっと早い時期に行って、1輪だけ花が咲いているを見て、可憐な花だなと思っていた。

きょうは花がたくさんあって、本格的な春の訪れを感じた。

銭湯のボケの鉢植え。以前、銭湯の主人が「鉢植えの世話をする時間がなくて放ったらかしなんでね」と言っていたが、確かに鉢は手入れが行き届いていないようで雑草が茂っている。しかし、それはそれで味わい深い

花は鮮やかな赤で、葉や草の緑、地味な壁と相まって、はっきりとした存在感を放っていた

 

空が見せたほほ笑み

けさのあべのハルカス方面

きょうは久しぶりに予定のない日曜日で、早朝から出かけようと考えていた。

しかし、きのうの夜に見た天気予報が芳しくなく、近場でお茶を濁すことにした。

向かったのは、あべのハルカスを望むいつもの高速道路の高架下だった。

天気予報が芳しくないとはいっても、晴れと曇りのマークが混在していて、意外にいい空が見られるかもしれないと思っていた。

しかし…。

 

東の空はどんよりとした雲に覆われ、あろうことか雨まで降ってきた。

すぐに引き揚げるわけにもいかず、帽子をカメラの被せて雨をしのいだ。

そうこうするうちに、あべのハルカスの上空に雲の薄い部分が帯状に伸び、それが徐々に下がってきた。

残念ながらその部分も赤く染まることはなかったが、「空が見せたほほ笑みだな」と思いながら雲の流れを追った。

スタンバイしたのは日の出の時刻(きょうは午前6時6分)の25分ほど前だった。「これで何を撮れっていうんだ」と思うような空だった

雲の薄い部分の帯があべのハルカスの上部を横切った

あべのハルカスの中ほどまで下りてきた

雲の薄い部分がほとんどなくなり、あべのハルカスの南面が淡い光を受けて輝いた。このあと空が再びほほ笑むことはなかった

 

見慣れた光景が戻ってきた

その一

けさ、西成の木造アパートの玄関にいた猫の姉妹

きょうは朝からずっと好天に恵まれ、暖かい一日となった。

そんな陽気の下で、「春本番だ。寒い冬を終えて、見慣れた光景が戻ってきたな」と朝と夜の2度思った。

 

まずは西成の商店街の脇に立つ木造アパートでのこと。

扉が開いた玄関で、猫の姉妹が日なたぼっこをしていた。

2匹の猫がシンクロするかのように、同じ方に顔を向けた

その二

きょうの夜、松乃木大明神にいたにいやん

続いては、松乃木大明神。

仕事帰りに行って、境内を見回したところ、猫の姿はなかった。

近くで猫が鳴く声が聞こえたので、しばらく待っていると、顔なじみの猫が次々にやって来た。

そのしんがりを務める形でにいやんが現れ、薬師如来の祠に飛び乗った。

寒さが厳しい時期は、この神社で猫を探すのに苦労したが、暖かい春はありがたいなと思った。

にいやんに近づいたら、目を開けたが、頭は眠ったままのような目つきだった

 

西日を浴びるハボタン

きのうの午後、勤務先のマンションで見たハボタン

先日、勤務先のマンションでプランターの花をハボタンからビオラに植え替えた。

厄介なのが前任のハボタンの扱いだ。

去年の暮れにやって来たハボタンはいつも年より貧弱で、いずれ抜き取らないといけないなと思うような姿だった。

それがこの1カ月ほどで立派に育ち、役目を終えたからといって一思いに捨てることなどできなかった。

 

ということで、敷地の一角にまとめて植え替えて、「ハボタン畑」にした。

きのうの午後、その様子を見に行ったら、ハボタンの一部が西日を浴びて輝いていた。

「ほほう。われながらいい場所に植えたもんだ」と思いながら、スマホで撮影した。

ハボタン畑。わずかながら傾斜した場所に植え替えた

西日は建物の隙間から差し込んでいた