雨の日は屋根の上で

松乃木大明神の祠の屋根に上がった西一

きのうの仕事帰りに、いつもの松乃木大明神へ行った。

近畿地方がきのう梅雨入りし、西成も雨がしとしとと降っていた。

 

松乃木大明神の境内に入って、真っ先に見たのが祠の屋根の上だった。

少し前の雨の日に、そこで西一が雨宿りをしていた。

きのうも前回とほとんど同じ場所にいた。

「そこでの居眠りに味をしめたな。雨の日は屋根の上でってところか」と思いながら、そっと近づいた。

目を開けて「おっさん、いつまでいるんだよ」と言いたげな顔をした西一

祠の端にはやんちゃんがいた。眠りに落ちる寸前だった

雨に濡れる松乃木大明神の祠

 

早くも自分たちの季節

雨に濡れるガクアジサイのがく

近畿地方がきょう梅雨入りした。

平年より8日早く、5月の梅雨入りは2013年以来で10年ぶりだという。

 

「えらく気の早い梅雨だな。梅雨入りしたなら、あの花を忘れてはいけない」と思い、職場に近いマンションの敷地に咲くアジサイを仕事帰りに撮りに行った。

梅雨らしく雨がしとしとと降り、アジサイは「早くも自分たちの季節かよ」といった様子で雨に打たれていた。

ピンクのがくに彩られたガクアジサイ

普通のアジサイもピンクの花を咲かせていた

職場に近いマンションのアジサイ。咲いている花はそれほど多くなく、これから日に日ににぎやかになっていくのだろう

 

にいやんの微妙な動き

おとといの夜、松乃木大明神にいたにいやん

おとといの夜、中村食堂を出たあと、松乃木大明神へ行った。

境内には明かりがともっておらず、薄暗かった。

鳥居をくぐって薬師如来の祠を見ると、にいやんがいた。

 

にいやんは眠そうにしながらも目を開け、あたりを見回していた。

やがて境内に明かりがともり、にいやんは何かをじっと見つめていた。

その視線の先を見ると、よそ者の猫がいた。

その猫にも多少は慣れてきたのか、逃げ出すようなことはなく、猫の姿が見えなくなるとうとうとし始めた。

にいやんが見せた微妙な動きだった。

よそ者の猫の動きを見つめるにいやん

よそ者の猫の姿が見えなくなり、にいやんは安心したように眠り始めた

 

夜の新今宮駅前駅

阪堺電車新今宮駅前駅に近い踏切

きょうは先週末からの疲れを引きずっている上、天気も思わしくなく、出かける気が起きなかった。

ということで、将棋の叡王戦第4局の中継を朝からずっと見ていた。

藤井聡太叡王菅井竜也八段が挑戦しているタイトル戦だ。

菅井八段は岡山県出身、というより現在も岡山県在住で、私の郷土の誇りだといえる。

きょうの対局は、午前中に千日手指し直しとなり、指し直し局も再び千日手となった。

再度の指し直しまで少し時間があったので、「郷土の誇りが頑張っているんだから、私もひと頑張りするか」と思った。

 

前置きが長くなったが、出かけたのは阪堺電車新今宮駅前駅(正しくは駅ではなく停留場)だった。

なんとなく普通に撮ったのでは面白みがないと思い、モノクロで狙うことにした。

夜の新今宮駅前駅での短時間の撮影ながら、「こんな撮り方もありなんだな」という写真になった。

新今宮駅前駅。JRの線路が上を横切っている

駅の入り口にある看板

ホームに派手なシャッターに覆われた小屋のようなものがあった。以前は乗車券売り場だったらしいが、今は閉鎖されている

 

朝日差す境内で

きのうの朝、松乃木大明神の境内にいた西一

きのうの朝、出勤の途中で、松乃木大明神へ行った。

朝日が境内の西の方に差していた。

 

西一と母猫が、光を避けていたかと思うと光を浴び、光を浴びていたかと思うと光を避けていた。

この季節の光は強烈で、人だと日焼けが気になるところだが、猫にはその心配はいらないらしい。

朝のうちは光の中も快適なんだろう。

母猫が手水鉢の中に入り、朝日を浴びながら眠り始めた。「そこは西一の縄張りじゃないのかよ」と思ったが、近くにいた西一は気にもとめていないようだった

 

流れを大切にしないと

きょうの中村食堂界隈

きょうの仕事帰りに、中村食堂へ行った。

先週末が実質的に休みなしだったので、あす1日だけの休みがいつもに増して貴重に思えた。

そこで、月末で苦しい懐事情ながら、中村食堂でゆっくりしたくなった。

しかし…。

 

料理や酒の流れを考えず、目に付いたもの、食べたいもの、飲みたいものを刹那的に頼んだところ、ちぐはぐな取り合わせになってしまった。

限られた予算での飲み食いだけに、流れを大切にしないといけないなと思った。

酒はとりあえずと、「発泡酒」(税込み300円)を冷蔵庫から取り出した

壁に貼られたメニューに「ツバスの造り」(税込み300円)があったので、迷わず注文した

ツバスの造りがなくなりかけたころ、発泡酒を飲み終え、続きとして「日本酒(冷)」(税込み300円)を頼んだ。ツバスを食べ終えても、日本酒は8割方残っていた

締めは「焼きそば」(税込み300円)に「目玉焼き」(税込み150円)をトッピングした。日本酒の残りを、焼きそばを食べながら飲んだ。いい取り合わせとは思えなかった。だいたい、ツバスの造りから焼きそばへという流れ自体に問題があったのだと思う。中村食堂のような庶民的な食堂でも、食い散らかし飲み散らかしたような流れはいかがなものかと思った

 

畑は実りの夏

JAの畑で熟しつつある桃の実

数日前、出勤の途中で職場に近いJAの畑を通ったとき、桃の木を見に行った。

小さな実が熟しつつあった。

この畑の桃は「稲田桃」という日本古来の品種だという。

その実は細長く見栄えがしないが、それが長い時の流れを感じさせる。

立派に実をつけている桃を見て、「畑は実りの夏だな」と思った。

実はぽつんぽつんとついているが、鈴なりになっている実もほんの少しだけあった

JAの桃畑