天と人に恵まれ楽しくチン電撮影

きょうは早朝だけいい天気だった。

このところの冷え込みのため、真冬以上の防寒をして大和川へ。

日の出が遅くなったので、始発の次の電車でも十分に間に合う。

ほぼ快晴の空のもと、徐々に明るさを増し赤みを帯びる東の空を背景にしてチン電を撮影する。

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日の出(きょうは午前655分)の25分ほど前。よううやく東の空が明るくなってきたが、寒さもピークになり、かじかんだ指に息を吹きかけながらの撮影となった
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きょうは大和川の流れが普段より穏やかで、川面に鉄橋とチン電の影がぼんやりと映った

 

一段落したところで、河川敷を見ると、お年寄りが1人で川下のほうから歩いてくる。

近づいたところで目が合ったので声を掛け、あいさつを交わした。

「おはようございます。寒いですね」

「寒いですね。いい写真が撮れましたか」

「これからですね。もうすぐ日が昇りますから」

「私も写真が好きでしてね。中学のころからやっています」

「それじゃ、失礼ながら、もう50年以上ってことですよね」

「そうなりますね。今度、ご指導願えますか」

「何をおっしゃいますやら。いつか一緒に撮りましょう」

これだけの会話だが、すがすがしい気持ちになった。

そして、太陽が顔を出し、それと相前後するように雲が広がってきた。

太陽が鉄橋の上まで昇り、チン電との絡みを撮ったところで、太陽は雲の背後に姿を消してしまった。

どんぴしゃのタイミングで、太陽が「きょうはもうこれでいいだろう」と言っているような気がした。

けさは天と人に恵まれ、楽しくチン電を撮影することができた。

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日の出の時刻から7分後。太陽がほんの少し顔を出した
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朝の大和川での撮影にも慣れてきて、鉄橋の下の太陽もうまく配置できるようになった
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太陽をバックにして走るチン電を撮ろうとしたら、やって来たのは今年90歳になった「モ161形」だった。これは「164」だ。164通常運行されているのを見たのは初めてだ