春分の日が過ぎ、日の出の時刻も午前6時より早くなった。
大和川での朝のチン電撮影もシーズンオフを迎えようとしている。
ということで、きょうはシーズンの最後を飾るべく始発電車に乗って出かけた。
ところが、朝からの好天を告げていた天気予報に大きく裏切られ、大和川に着いたときは厚い雲が空全体を覆っていた。
「ここまで予想と違うと、かえって諦めがつくな」と思いながら、来る電車をあれこれと方法を考えながら撮影していた。
そうこうするうちに、徐々に雲が晴れ、青空が広がってきた。
風は冷たいものの、日差しは春そのもので、陽気に誘われ「ここはいっちょう『鉄ちゃん』に徹してやるか」と粘りに粘った。
阪堺電車に並行して走る南海本線や南海高野線の鉄橋にもレンズを向け、ちょっとした発見もあった。
いろいろと試してみることは大切だなと改めて感じた。

雲がわずかに切れたとき、太陽はかなりの高さに達していた。鉄橋のすぐ近くまで移動してなんとか撮影した

鉄橋の南詰めでチン電を狙う。せっかくだからとレトロな「モ501形」が来るまで粘った

きょうは川の水位が低く、水際まで下りて南海本線の鉄橋を狙った

ちょっとした発見というのはこれ。南海高野線もけっこう撮れることがわかった。日の出、日の入りの前後だけでなく、太陽がかなりの高さに昇っても絵になることもわかった