きのうの朝、初めてチン電に乗って出勤したとき、大和川を渡る鉄橋のあたりで、161形の電車「164」とすれ違った。
以前、大和川でチン電を撮った際にも、ほぼ同じ時間に164が走っていた。
私は鉄道ファンではないが、チン電を撮り続けていると、嫌でも電車に詳しくなる。
161形は1928年に導入され、去年90歳を迎えた。
定期運行されている電車としては日本最古という貴重な存在だ。
ということで、きょうも同じ時間に164が走るのではないかと思い、浜寺公園の周辺で待ち構えた。
いつものように、公園脇で日の出前後のチン電を撮ってから、7時半ごろ線路の脇でスタンバイする。
ところが、来たのは501形の「505」と「501」だった。
これもよわい60を数える電車で、なかなか趣がある。
阪堺電車はこの時間帯に161形や501形を意図的に走らせているのかもしれない。
いずれにせよ、けさの164狙いは空振りに終わった。
まあ、当たり外れはつきものなので、時間と場所を考えて出直そう。

先にやって来た「505」。昔のカラーを再現した「金太郎塗り」と呼ばれる塗装だ


いつもの浜寺公園脇のポイントから狙う。日の出の時刻が早くなってきたことを実感する

薄い雲がかかり、チン電の背後を赤く染めた

太陽が顔を出そうかというころ、南から雲が移動してきた。このあとは雲が空を覆ってしまった