追い詰められて大和川へ

きのうの夜、天気予報を見たら、けさは快晴の予想だった。

「よし、日の出を撮りに行こう」と思い、暗いうちに電車に乗った。

狙いは大阪と奈良の府県境にある葛城山から昇る朝日だった。

 

ところが、途中の駅に着いて東の空を見ると、厚い雲がかかっていた。

しばらく眺めていたが、雲は微動だにしない様子だった。

 

朝早く出て何も撮らずに帰るわけにはいかず、いろいろ考えた揚げ句、いつもの大和川へ行ってチン電を撮影することにした。

それ以外に日の出に間に合う場所が思いつかなかった。

追い詰められるようにして、大和川へ向かった。

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いつもは日の出の30分前にはスタンバイするが、きょうは大和川に着いたのが日の出の時刻(きょうは午前7時5分)の15分ほど前だった。大和川から見ても、東の空に雲がかかっていた

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雲の上から朝日が顔を出し、その前をチン電が通った

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鉄橋の近くに移動。朝日が少し高く昇り、川面に光の筋が引かれた