はい、150万円!

私は中崎町の会社に出社したときは、ほぼ毎日、同僚と近くのスーパーで昼めしを食っている。
そのスーパーの中に「とらいあんぐる」というお好み焼き屋がある。
この店のお好み焼きや焼きそばは安くてうまいので、私の胃袋と財布は大いに助かっている。
 
この店の名物といえるのが、店主のおっちゃんだ。
私がよく注文するお好み焼きの「ミックス」は350円で、500円を出すと、おっちゃんは「はい、150万円」と言って釣り銭を返してくる。
今どき、金額のあとに何でもかんでも「万円」を付ける人にはほとんどお目にかかれない。
この店でおっちゃんとやり取りすると、「ああ、俺は大阪で暮らしているんだなあ」と思う。
さて、あしたはミックスを頼んで、おっちゃんに350円を渡し、「はい、350万円」と言ってみるか。
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店頭に鉄板があり、昼時には出番を待つお好み焼きがずらっと並ぶ。右上のソースが塗られているお好み焼きが私が注文した「ミックス」だ
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お好み焼きを注文すると、おっちゃんが「全部OK?」と聞いてくる。全部とはマヨネーズ、青のり、花かつおのことだ。私は全部OK
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ソースを塗り、マヨネーズを絞り、のりを振り掛け、かつおを載せると出来上がりだ。この店のミックスは、豚肉、イカ、卵が入ったお好み焼きのことをいう
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発泡スチロールの箱に入れてもらって、スーパーの片隅にある飲食コーナーで食べる。スーパーで食べる客にはお茶を付けてくれる。この店で初めてお好み焼きを注文したとき、私はスーパーで買ったお茶のペットボトルを持っていた。それを見たおっちゃんは、「お茶はサービスや。あんたが持ってるお茶は腐らへんから、こっちのお茶を飲んでいき」と言って、紙コップに入ったお茶をテーブルまで持ってきてくれた