なんとも場違いな祝勝会

きょうの仕事帰りに行った中華料理店。日本橋から難波にかけての繁華街の裏通りといった場所にある

WBC侍ジャパンが優勝した。

筋書きのあるドラマのような試合だった。

あまりにも出来過ぎだと思いながらも、涙が出るほど感動した。

 

で、どこで一人祝勝会をしようかと考えた。

真っ先に浮かんだのが「中村食堂」だったが、野球にそれほど興味がないおばさんと話してもなと思った。

そこで、数日前にマンションの住民さんが教えてくれた地下鉄の日本橋駅のそばにある立ち飲みの居酒屋へ行くことにした。

ところが…。

 

地下街にあるはずの店を探し出すことができず、「この界隈なら立ち飲みはすぐに見つかるだろう」と思って地上に出た。

繁華街をかなり歩いたが、それらしい店はなかなか見つからず、空腹に耐えかねて、目についた中華料理の店に入った。

店の名は「鳳凰楼」。

繁華街の裏通りといった場所にあり、店の雰囲気も、料理の味も悪くはない。

しかし、中国人経営の店でWBCの話をするわけにはいかず、黙って飲んで食べた。

なんとも場違いな祝勝会になってしまった。

店内は庶民的な中華料理店といった雰囲気で、落ち着ける。韓国人のカップルが先客で、韓国語と中国語を流ちょうに使い分ける店員が応対していて驚いた

注文したのは「生ビールセット」(税込み1280円)だった。酒はいろいろあったが、祝勝会ならビールだろうとオーソドックスに生ビールを注文した

料理の選択肢がいくつかある中から「エビチリ」を頼んだ。この料理は私の好物の一つだが、値段の関係でなかなか食べることができない。セットの中にこの料理があるのはありがたかった

セットに必ず含まれる「焼き餃子」が最後に出てきた。「餃子は最初に出すべきでは?」と思ったが、中国で餃子は主食なので締めの料理となる。この順番が正しいのだろう