
谷四の中華料理店「喜楽園」
きょうの仕事帰りに、地下鉄中央線の谷町四丁目駅(通称、谷四)で電車を降りた。
毎日のようにこの駅を通りながら、駅の外に出たことがなかったので、きょうは駅の近くで晩めしを食べようと思った。
改札を出て付近の地図を見たところで後悔した。
谷四の周辺は官公庁街だった。
そんなエリアで安くてうまい店を探すのは難しい。
それでも行くだけは行ってみようと、駅を出て歩いた。
行き交う人も、ぱりっとしたスーツを着たビジネスマン風の人ばかりだった。
「明らかに場違いだな」と思いながら、店を探していると、庶民的な中華料理の店が目に入った。
「こんなところに救いの手が」と思い、迷わず店に入ったのだが…。

店内はどこにでもある中華料理店といった雰囲気で期待が持てたが

日本の中華でも本場の酒をと「中国酒(紹興酒)」(税込み400円)を注文した。量の少なさに驚いた

つまみは「焼き餃子」(税込み350円)。値段はほどほどだが、この小ささはないんじゃないのと思うような餃子だった

餃子が来たとき紹興酒は一滴も残っていなかった。仕方なく「チューハイ」(税込み380円)を頼んだ

締めは私の好物である「天津麺」(税込み650円)にした。チューハイが来たすぐあとに運ばれてきた。麺が伸びるといけないので、酒を飲みながらラーメンをすする羽目になり、「酒飲みの習慣くらいわかってよね」と言いたくなった。結果的に駅の改札を出たところでの後悔は正しかった。谷四で食事をすることは二度とないだろう