スマホ片手にぶらり旅 JR和歌山線その1

青春18きっぷ」の有効期間がきょうで最後となった。

かねてからこの切符を使って列車に乗りたい路線があった。

それはJR和歌山線だ。

 

天気予報によると、きょうは好天が望めない、というより雨になりそうだということだった。

あすは多少なりとも天気が好転しそうだが、延期することはできない。

「ちょっとやそっとの雨ではへこたれんぞ」と、JR天王寺駅発の阪和線の始発列車に乗って「旅」に出た。

 

今回は鉄道の沿線で目についたものをスマホで撮り、ある程度まとまったところで現地でアップするつもりで来た。

題して「スマホ片手にぶらり旅」、最初の目的地は和歌山線船戸駅だった。

船戸駅は予想した通り、ローカル色あふれる駅だった。

窓も木の枠で、懐かしくなった。

そして、都会の駅では考えられないようなものもあった。

それは駅の利用者が思いをつづった一冊のノートだった。

意外なことに、天気はほぼ快晴だった。

天気予報を見ると、昼前から雨ということで、限られた晴れ間を生かさなくちゃと思った。

 

駅を出て、北へ向かった。

100メートルほど行くと、和歌山県を代表する河川である紀の川が眼前に広がった。

上流には紀の川をまたぐ鉄橋が架かっている。

和歌山線紀の川を渡る唯一のポイントだ。

これを目当てに船戸駅で列車を降りた。

地図で見たときは、船戸駅の周辺は何もないと思ったが、実際には家が立ち並んでいた。