きのうは週末恒例の中村食堂詣でができなかった。
なけなしの金をはたいてカメラのレンズを買いに行ったからだ。
先日、中秋の名月を撮ろうと勤務先のマンションの屋上に上がったとき、思いがけず半円形のきれいな虹がかかった。
しかし、レンズの画角が足りず、半分ほどしか撮れなかった。
こればかりは技術ではいかんともし難い。
裏技的に2枚に分けて撮りデジタル合成することはできるが…。
ということで、きのうの仕事帰りに日本橋のカメラ店に寄り、中古のレンズを買ったというわけだ。
マニアックな話になるが、買ったのはキヤノンの「EF-S10-18mm F4.5-5.6 IS STM」というレンズで、別売りのレンズフードを合わせて約2万6000円だった。
このレンズに時代の進歩を痛感させられた。
安価なレンズなのに、写りは驚くほど素晴らしい。
というより、その素晴らしさに驚いた。
店の人も「使ってみるまでは、どうせチープなレンズなんだろうと思っていましたが、その性能たるや…」と言っていた。
日本橋からの帰りに新世界に寄って試し撮りをした。
あまりに広い画角にとまどっているが、虹なら大丈夫。
「さあ来い虹!」といったところだ。