きのうの朝、家を少し早く出て、大阪天満宮に寄った。
「猛暑が続くここ数日でも、朝はそれなりに涼しい。さぞ活発に動き回っていることだろう」と思っていた。
ところが、境内を歩いても黒猫の姿はほとんど見られなかった。
いたのは1匹だけ。
しかたなくその黒猫の朝のひとときを追いかけ回すことになったが、面白い行動も目にすることができた。
最初の写真に至る経緯を私はつぶさに見ていた。
植え込みからおもむろに起き上がった黒猫は、境内で用を足した。
黒猫は身軽になったようで、大きな木に登って、「白米大神」の1階の屋根めがけて跳躍し着地した。
屋根の端にいる数羽のハトを狙っていたことは明らかだったが、黒猫が抜き足差し足で近づくと、ハトはたちまち気づき飛び去ってしまった。
黒猫はあきらめて木の近くに引き返し一休みした。
そこで、私を見下ろし「しまった。見られていたのか!」と言わんばかりに目を丸くした。
その後、黒猫は再び木に登って2階の屋根に移り姿を消した。
「短い時間だったけど、十分に楽しませてもらったよ」と黒猫に礼を言わなきゃいけない。