大阪天満宮で猫と鬼ごっこ

大阪天満宮の境内にある木の根元で身を潜めていた猫

きのう、天神橋筋商店街へ行く前に、大阪天満宮に寄った。

ここまで来て、顔なじみの黒猫にあいさつしないわけにはいかないと思った。

黒猫の姿はほとんど見られなかったが、まだ幼さの残る黒白の猫が、境内の木の根元にいた。

猫は私への警戒を怠らず、近づくと逃げた。

しかし、ある程度の間隔を取ると、振り向いて私の方を見た。

私が追いかけると、また逃げて、またこちらを向いた。

まさに鬼ごっこだ。

猫に「鬼さんこちら」と言われているような気がした。

私は猫を本気で追いかけ、15分ほど遊ばせてもらった。

いなくなったなと思って探したら、大きな牛の石像に寄り添うようにして身を隠していた。「見つけたぞ」

それならばと、猫は牛の頭の近くに隠れた。「そんなのすぐわかるよ」

じゃ、ここはどうだとばかりに、木に登った。「丸見えだけど、そこまでは行けない。降参だ」