黒猫はいなくても

きのうの夕方、大阪天満宮で見かけた猫

きのうの仕事帰りに、天神橋筋商店街で簡単な買い物をした。

その前に行ったのは、当然、大阪天満宮だ。

境内を縄張りにしている黒猫にあいさつをしないわけにはいかない。

ところが…。

 

黒猫の姿はまったくなかった。

厳しい暑さを避けてどこかに身を隠しているからか、今月下旬に迫った「天神祭」の準備で境内が騒がしいからか、理由はわからないが「これが大阪天満宮の境内か」と思うくらいだった。

 

どこにいるんだと境内やその周辺を歩き回った。

それでも黒猫は見つからなかったが、別の2匹の猫に出合った。

1匹は境内の隅に立つ石碑の下、もう1匹は東の門を出たところにある石燈籠の脇にいた。

黒猫はいなくても、2匹の猫が私を楽しませてくれた。

石碑の下にいた猫は、あたりに目を光らせていたが

やがて「かなわんよ。この暑さは」といった様子で、長々と寝そべった

東の門を出たところにいた猫。数年前にも見かけた猫だ

石燈籠には「のぼらないで下さい」と書かれた看板が下がっている。猫は「灯籠には登っていないぞ。ここなら文句ないだろう」と言いたげに見えた