上へ、上へ

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松乃木大明神の近くの木に登った猫

きのうの朝、少し早く出て松乃木大明神へ行った。

最近、祠や境内で猫を見かけることがほとんどなくなった。

「なぜなんだ。まあ、いないものはどうしようもないが」と思いながら、神社を離れたところ、近くの木の上に顔なじみの猫がいた。

猫は「おっさん、何の用だよ」と言わんばかりの表情で私をにらみつけた。

私が近づくと木をさらに登って、屋根に上がった。

「さすがは猫だ。上へ、上へと行くんだな」と思いながら、屋根の上でくつろぐ猫を見上げた。

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屋根の上は安心だと思ったのか、うとうとし始めた

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下で何かの気配がしたようで、目を開いてじっと見つめていた