今は寒中だ。
小寒(今年は1月6日)から節分(今年は2月3日)までの1カ月ほどを寒中といい、1年で最も寒い時期とされる。
まさに真冬だ。
ただ、今年はまれに見る暖冬で、実感はそれほどないが。
そんな時期に紅葉の盛りを迎えた木が、岸和田天神宮の参道の近くにある。
葉の形からカエデであることは間違いない。
「カエデの紅葉は秋、遅くても晩秋からせいぜい初冬までだろう」と思って調べてみた。
すると俳句の季語「冬もみじ」が出てきて、「庭園や寺社で冬になって色が際立ってくる紅葉」とあった。
確かに街なかでも気をつけて見ると、たまにきれいな紅葉を目にすることがある。
彩りの少ないこの季節の紅葉は貴重だ。
岸和田天神宮近くの紅葉も、しばらくは通りかかった人の目を楽しませてくれるだろう。