きょうの仕事帰りに新世界に寄った。
猫とひとしきり戯れたあと、ふと「そういえば今年は天王寺公園の紅葉を撮っていないな。夜の紅葉を見に行ってみるか」と思い、足を延ばした。
所々にある街灯が紅葉を照らしているのではと期待していたが、肝心の紅葉がシーズンを終えようとしていた。
桜はすっかり葉を落とし、イチョウも残り少なくなっていた。
「遅きに失したか」と思いながら、池の近くまで行ったとき、赤く染まった木が目に入った。
近づいてみると、紅葉の主役ともいえるカエデだった。
街灯の光を受けたカエデは、なまめかしいくらいに鮮やかだった。