私の家の近くにある岸和田天神宮の境内の梅が、花の季節を終えようとしている。
先日、しだれ梅と八重の梅の咲く順番が去年と違うことを発見したが、結局、今年のしだれ梅はほとんど花が咲かなかった。
梅の実は豊作の年と不作の年が交互にあり、それを「隔年結実」というらしい。
岸和田天神宮のしだれ梅も隔年で花が咲くようだ。
去年、美しく咲くしだれ梅を見て、「なんで前の年は気づかなかったんだろう」と不思議だった。
おととしも今年と同じ状況なら、気づかなくて当然だ。
「隔年結花」という言葉があるのかどうかわからないが、岸和田天神宮のしだれ梅はそういう咲き方をする。
通勤途中にあり、毎日のように見ているしだれ梅に、「1年のお別れだ。来年は俺の目を楽しませてくれよ」と心で呼びかけながら岸和田天神宮を離れた。