「隔年結花」だったしだれ梅

私の家の近くにある岸和田天神宮の境内の梅が、花の季節を終えようとしている。

先日、しだれ梅と八重の梅の咲く順番が去年と違うことを発見したが、結局、今年のしだれ梅はほとんど花が咲かなかった。

 

梅の実は豊作の年と不作の年が交互にあり、それを「隔年結実」というらしい。

岸和田天神宮のしだれ梅も隔年で花が咲くようだ。

 

去年、美しく咲くしだれ梅を見て、「なんで前の年は気づかなかったんだろう」と不思議だった。

おととしも今年と同じ状況なら、気づかなくて当然だ。

「隔年結花」という言葉があるのかどうかわからないが、岸和田天神宮のしだれ梅はそういう咲き方をする。

通勤途中にあり、毎日のように見ているしだれ梅に、「1年のお別れだ。来年は俺の目を楽しませてくれよ」と心で呼びかけながら岸和田天神宮を離れた。

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おととい(2月28日)撮影したしだれ梅

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去年の2月24日に撮影したしだれ梅。ほぼ同じアングルながら、悲しいほどの違いがある

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今年のしだれ梅を下から見上げた

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去年のしだれ梅を下から見上げたらこうなった。自然の定めは冷酷だという気がするくらいだ

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今年咲いたわずかな花も終わりを迎えようとしていた