月曜恒例の天神橋筋商店街詣で、きのうが祝日だったので1日遅れとなった。
きょうは去年の年末からの懸案であるそばが食べたくなって、天3(天神橋三丁目商店街)で「そば屋」を探した。
けっこう歩いて、ようやく「一想庵(いっそうあん)」という本格的な店を見つけた。
そばが庶民の食として定着するのは江戸時代で、そばの屋台が大きな役割を果たしたという。
そういえば、私の好きな時代劇『必殺仕事人』でも、かつての主役、藤田まこと演じる中村主水がよく屋台でそばを食べ、そこから殺しに向かっていた。
で、江戸時代のそば屋は酒を飲むところでもあり、すし屋で酒を頼むと「そば屋に行ってくれ」と言われることもあったらしい。
「じゃ、きょうはそば屋で酒を飲もう」と思って、一想庵に入った。
そこでは思いもかけず「食は文化だ」と実感することになった。