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上海の川といって真っ先に思い浮かぶのは、「上海の母なる川」と呼ばれる黄浦江だろう。

この川は上海の市街地を南から北へ蛇行しながら流れている。

川にはいくつかの橋が架かっているが、橋の下を大型船が通行するため、どの橋も大きく堂々としている。

そのうち中心市街地には、上流から盧浦大橋、南浦大橋、楊浦大橋の3つの橋が架かっている。

 

2011年6月9日、このうちの盧浦大橋へ行った。

驚いたことに、このときはアーチ橋の最上部まで登ることができた。

 

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盧浦大橋は橋脚の間が550メートルあり、かつては世界一のアーチ橋だった。橋の南は2010年の上海万博の会場で、万博閉会後は「世博公園」として整備された

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当時は橋のてっぺんの展望台まで行くことができた。高さ50メートルの橋面までエレベーターで昇り、そこから写真左のアーチ上の階段を上る。階段は367段あり、上に行くに従って傾斜が緩くなる

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展望台から見た黄浦江。大気汚染のひどいころで、遠くが霞んでいる。展望台の高さは100メートルで、下を見ると足がすくむ。川だけでなく、市街地の360度の眺望を楽しめたが、現在は橋面までも行くことができない

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アーチの下から見た上海万博の浦西会場。万博閉会から7カ月余りが経過していたが、多くの建物が残っていた

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夕刻の盧浦大橋(2016年8月6日撮影)。橋の下に夕日が沈んでいった

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盧浦大橋は夜になるとライトアップされる。さまざまな色に変わり、夜を彩る(2016年8月6日撮影)