すると、そこで「えっ、こんなものまで売っているのか」と思うような自販機を見つけた。
それは「だし」の自販機だった。
普通の飲料を売っている自販機の脇にさりげなく置かれていたので、「何を売っているのかな」と思って見て驚いた。
「だし道楽」の名前で、「焼きあご、昆布入り」と「宗田節入り」の2種類の商品が上下に並んでいた。
だしは500ミリリットルのペットボトルで販売され、焼きあごの「あご」はトビウオのことで、焼いたトビウオと昆布がだしとともに入っている。
宗田節はソウダガツオをから作られたかつお節で、同じようにボトルにはトビウオが入っている。
現場で見たときはボトルの中まで確認せず、700円という値段にも驚いて買わなかったが、トビウオが入っているのなら買ってみるべきだった。
いずれにしても、特に大きな駅でもない光明池駅の近くで、見たこともない自販機を見つけることができ、面白い経験ができた。
「だし道楽」の自販機。右の自販機だが、3台とも色が白であることもあって、ぱっと見には飲料の自販機だと思ってしまう。
上の列が「焼きあご、昆布入り」で、下が「宗田節入り」。トビウオのかわいくもグロテスクなイラストが目を引く
自販機の下の方に使い方が簡単に書いてある。ボトルに入った焼きあごは取り出して砕き、ふりかけとして使うこともできるという。う~ん、買っておけばよかった
自販機の一番下に英語の注意書きがある。確かに外国人だと間違って買ってしまう可能性はあるだろう