きょうの昼時、近くのスーパー「サンディ」へ食料品を買いに行った。
午前中からちょっと頭を使う作業をしていたので、糖分を補給しようと、菓子のコーナーへ行った。
そこで懐かしいチョコレートを見つけた。
明治の「マーブルチョコレート」だ。
このチョコレートには思い出がある。
私と同年代の人に共通の思い出といってもいいだろう。
私のふるさとである岡山県には当時、フジ系のテレビ局はなかったが、この番組は毎週放送されていた。
最終回のクライマックスは、鉄腕アトムが地球を救うためロケットを抱えて太陽に飛び込んでいくシーンで、今も鮮明に覚えている。
この番組のスポンサーが当時の明治製菓で、番組中にマーブルチョコレートのコマーシャルが流れていた。
「マーブル、マーブル、マーブル、マーブル、マーブルチョコレート、七色そろったかわいいチョコレート」と早口でまくしたてるようなCMソングと、画面に登場する上原ゆかりの「マーブルちゃん」で、日本では知らない人がいないほど有名なコマーシャルだった。
そして、何より楽しみだったのは中に入っていた鉄腕アトムのシールだった。
このチョコレートを買ってシールを集め、持っていないシールを友達と交換して手に入れることもあった。
そんなマーブルチョコレートが今も健在であることは、私たちの年代の思い出が今に受け継がれているようで感慨深い。
マーブルチョコレート。サンディでは99円(税抜き)で売られていた。昔はもっと大きな箱だったような気がするが、当時の私の体が小さかったからそう感じるのだろう
「七色そろったかわいいチョコレート」を箱からすべて取り出した。昔の色と比べようとネットで当時のコマーシャルを検索した。すると白黒の画像が出てきて比較できなかった。「そんな時代だったんだなあ」と改めて当時を思い出した
これが7つの色だ。一部の粒の糖衣に印刷されているのは、キャラクターの「マーブルわんちゃん」で、さまざまな表情を見せるかわいいデザインになっている。すべての色に1個ずつ印刷されているのかと思ったら、2個印刷されている色もあれば、印刷されていない色もあった