ギョーザを買いに日本橋へ

きのう、ギョーザのことを書いていて、ゆでたギョーザが無性に食べたくなった。
しかし、近くのスーパーで売っているギョーザはゆでるのに適さないし、自分で作ることもできない。
そこで大阪の日本橋にある中国食品の店へ行った。
日本橋は今や中国人観光客の巣窟といえる存在で、「日本人お断り」の家電量販店もあるという。
 
店は「氷城物産」という名で、大通りに面している。
お目当てはかちんかちんに凍った「冷凍ギョーザ」だ。
中国のギョーザはあんの種類が豊富で、私は中国セロリ(中国語で芹菜)のあんのギョーザが好物だ。
中国セロリは日本のセリにかなり近い。
「さあ、きょうは芹菜のギョーザだ。久しぶりだなあ」と思いながら店員に聞いたら、「没有(ない)」の一言。
「没有じゃ仕方ないな。同じ春の七草1つだから、季節柄これでいいか」と買ったのが、ナズナのギョーザだった。
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中国の食品を売っている「氷城物産」の店内。中国で暮らしていたころ見かけた商品がずらっと並び、懐かしさを感じる
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通りに置かれた看板。「中国物産」の中、国、物は中国と日本の漢字が同じだが、産は中国の漢字に「生」がないので、手書きで足している。ちょっと笑える看板だ
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きょう買ったのは、ナズナの冷凍ギョーザ1キロ、それに唐辛子ベースの香辛料(ラー油のようなもの)だ。税込みでギョーザが798円、香辛料が350円だった。中国だとふざけるなと言いたくなる値段だが、物流コストや関税、中間業者の取り分などを含めるとこうなるのだろう
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冷凍ギョーザは電子レンジを使わず、直接ゆでる。沸騰したら差し水を加えるという作業を3度繰り返し、4度目に沸騰したら出来上がりだ
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私のギョーザの食べ方。酢をどぼどぼと皿に注ぎ、香辛料をたっぷり入れてギョーザを泳がせるようにして食べる。小皿に載っているのはニンニクだ。ニンニクをかじりながらギョーザを食べる。15年ほど前に中国の西部を旅行していたとき、食堂で同席した人に教わった。これをやりつけると、ニンニクなしだと物足りなく感じてしまう
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ギョーザを包丁で切って中を見た。ナズナがぎっしり詰まっている。中国セロリのような鮮烈さはないが、これはこれでけっこういける