都会の自然の恵み、その陰にあるもの

きょう、昼休みに外に出ると、抜けるような青空が広がっていた。

せっかくの好天だからと、中崎町の会社の周辺を少し散歩した。

わずか10分ほどの散歩だったが、ダイダイやミカンの木に実が下がっているのを見かけた。

しかし、どの木も「なぜ、おいしそうな実を取らないんだろう」という状態だった。

中崎町は大阪有数の繁華街である梅田から歩けるほどの距離だが、古い家に住む人たちは高齢化している。

空き家も少なくない。

ダイダイやミカンは摘み取る人がいなくなってしまったのではないだろうか。

都会の自然の恵みは、人との関わりがなくなると寂しげに感じられる。

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これはダイダイだろう。摘み取られるのを待っているだけならいいのだが
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高層マンションの谷間に立つ古い家のダイダイの木。この家は空き家だ。立派なダイダイの木も、主人がいなくなっては出番がない
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これはミカンだろう。ネットが掛かっていたので、住人が世話をしているようだ