しょうゆの恐るべきパワー その1

先週、「卵かけごはん」の話をしたとき、ネットで俳優・水谷豊お薦めの卵かけごはんの作り方を知った。

これをやらない手はないと思い、なか卯に行き作って食べてみた。

結論を先にいうと、ネットで「絶品」と評判をとるほどにうまいとは思わなかったが、しょうゆの恐るべきパワーに驚かされた。

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水谷流の卵かけごはんは、まずごはん全体にしょうゆをかけ回す。少し多めにしょうゆをかけたほうがいいらしい
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次に卵を割って黄身だけ取り出し、ごはんに載せる。通常のごはんのよそい方だと卵が斜面を滑るので、てっぺんにチキンラーメンの卵ホールのようなくぼみを作ったほうがよさそうだ
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卵とごはんが混ざらないようにして食べる。この写真は食べている途中なので、絵づらが悪いが、どうしてもこうなる

 

この食べ方の最大の特徴は、しょうゆのかかったごはんを純粋に味わえることだ。

しょうゆの香ばしさが際立ち、「しょうゆをかけただけのごはんって、こんなにうまかったっけ」と驚く。

日本人にとって、しょうゆは何よりも重要な調味料なんだと実感する。

そして、なか卯の定食場合は、「のり」の存在感も大いに高まる。

卵を混ぜ込んだ通常の卵かけごはんだと、のりはあってもなくてもいい程度の存在でしかない。

しかし、水谷流だと黄身1個だけではごはんを完食できないので、しょうゆのかかったごはんが残る。

そこにのりを載せると、のりとしょうゆという絶妙のコンビがごはんの上で実現し、のりの顔が立つというわけだ。

う~ん、これから卵かけごはんをどのように食べたものか。

悩ましいところだ。