鉄板のベッドの上で

きょうの仕事帰りに見かけた猫

きょうは朝から不測の事態が起き、その始末で2時間余りの残業を強いられた。

8月も終わりに近づいて日が暮れるのも早くなり、勤務先のマンションを出ると、あたりはすっかり夜の装いになっていた。

帰り道を歩きながら、「そうだ。この時間なら変色する階段と猫が撮れるじゃないか」と思い、近くの建物へ行った。

 

階段の上に猫の姿はなく、どこにいるんだと階段を上って周囲を見回すと、駐輪場の屋根の上にそれらしき姿があった。

近づいてよく見ると、猫は大きな鉄板の上でくつろいでいた。

暑い時期は鉄の冷たさが心地いいんだろう。

「鉄のベッドの上でといったところだな」と思い、少し離れた場所から撮影した。

猫がいたのは大きな鉄板の隅だった。猫はしばらく私を警戒していたが、私が近づかないのを見て、本格的に眠る体勢になった