きのうの帰りに、上町断層の階段へだんちゃんに会いに行った。
だんちゃんは階段の一番上にいた。
私が近づくと、柵をくぐり抜けて姿が見えなくなった。
「きょうは妙につれないな」と思いながら階段を下り、時々見上げていた。
しばらくして大柄な猫がやって来た。
「だんちゃんの友達かな」と思って見ていると、その猫も姿が見えなくなり、すぐに「ギャー」という猫の大きな声が響いて、だんちゃんが階段を駆け下りてきた。
大柄な猫も追いかけてきたが、私が立っているのを見てあきらめた。
そのあとのだんちゃんは明らかにおびえていた。
近くで物音がすると、びくっと体が動くのがよくわかった。
餌をくれる人はいても守ってくれる人はおらず、だんちゃんの生活は安全・安心とはいかないようだ。