きのう勤務先に近いマンションで雨に濡れる梅を撮った。
そのとき梅の木の周辺をねぐらにしているとぼけた茶トラの猫を探した。
しかし、猫の姿はなかった。
そのうちに会えるだろうと、きょうの仕事帰りにも寄ってみた。
いた。
茶トラの猫は友達の焦げ茶の猫、それに黒猫と仲良くくつろいでいた。
その姿はほほ笑ましいものだったが、なんだか様子が違う。
よく見ると茶トラの猫の左目が開かなくなっていた。
病気なのかもしれないし、別の猫と争った際に痛めたのかもしれない。
いずれにしても、犬猫病院に連れて行ってくれる人はいない。
人から餌や水をもらっているにしても、野良猫は野良猫だ。
「野良猫はつらいよ」という声が聞こえてきそうな気がした。