吉と出た賭け

西の空に沈んでいくきょうの夕日

日の入り後、空が鮮やかに染まった

きょうは夜勤の同僚の都合で24時間勤務をしている。

この勤務の楽しみの一つが屋上での朝夕の撮影だ。

しかし、天気予報を見ると、きょうもあすも曇りのマークしか並んでいない。

それでも日の入りの前に屋上に上がることにしていた。

「こんな日は何も撮れないか、驚くようなものが撮れるかのどちらかだな。賭けのようなもので、吉と出るか、凶と出るか」と思い、昼すぎから時々、空を眺めていた。

 

で、夕方になって西の空に雲の切れ間が見えた。

「これは面白い賭けになりそうだ」と思いながら屋上に向かった。

すると…。

 

夕日が雲の切れ間を縫うように沈んでいき、日が沈んでからは空が鮮やかに染まった。

賭けは吉と出たといえる夕景だった。

屋上でスタンバイしたのは、日の入りの時刻(きょうは午後7時15分)の25分ほど前だった。夕日はまだ高い位置にあり、放つ光も強かった

夕日が雲の狭い切れ間に姿を現した

少し時間が経過しただけで、夕日の雰囲気がかなり変わった

夕日が姿を隠すと、なぜか左の方だけに光芒が見えた

仕事があるので早めに切り上げようと、機材を片づけていたら、夕焼けが淡いながらもいい感じになり、ビル街の明かりも目立ち始めた。最後に1枚だけと、再びカメラを構えた