夕日と三日月だけじゃなかった

きょう、大阪市中心部のビル街に沈んでいく夕日

日が沈んだころ、西の空に浮かんでいた三日月

きょうは昼前から快晴の天気に恵まれた。

あすが祝日で、時間と気持ちにゆとりがあり、仕事が終わってから勤務先のマンションの屋上に上がった。

夕日が大阪市中心部のビル街に沈むはずで、それを眺めようと思っていた。

それともうひとつ、きょうは旧暦の2月3日で、夕日を追いかけるように三日月が沈んでいくので、それにもカメラを向けたかった。

期待したのは、夕日と三日月だったが、撮れたのはそれだけじゃなかった。

スタンバイしたのは日の入りの時刻(きょうは午後5時47分)の20分ほど前だった。西の空に雲が広がり、「こんなはずじゃないんだけどな」と思った

夕日が雲に隠れながらビル街に近づいてきた

夕日が姿を隠したころ。空がかなり広範囲に染まった

で、夕日と三日月以外に見たのは、金星と木星だった。

空が明るいときは、月の近くに輝く星が目立たなかったが、日が沈んでからははっきり見えた

木星かな」と思って撮影すると、最近何度か撮った木星より明るい。

「こりゃ金星だ」とわかり、じっくり狙った。

左下の三日月と右上に見えている金星。金星は「宵の明星」の状態だ

そして、三日月と金星の上を見たら、少し離れてはいるものの、恒星とは思えない星が輝いていた。

木星であることはすぐにわかった。

三日月と金星、それに木星が絡んだ空を拝めるとは思っていなかった。

三日月と金星に薄い雲にかかっておぼろになり、かなり上の方に木星が見えている