きのう、中村食堂で軽く飲んだあと、松乃木大明神に向かった。
その途中で「新開筋商店街」というアーケード街を歩いた。
嫌というほど通った商店街だが、きのうは「これは面白い通りだな」と思った。
アーケードのすぐ下に並んでいる看板と店の実態がかけ離れていたからだ。
アーケード下には書店、歯科医院、畳店などの看板が並び、さまざまな店が軒を並べる庶民的な商店街だったことがわかる。
しかし、現在の店はそのほとんどがカラオケ居酒屋で、にぎやかなのは夜だけだ。
看板はざっと数えて20ほどあり、そのうち店が残っているのは5軒だけ。
しかも4軒はシャッターを固く閉ざしていて、閉店したと思われ、今も営業を続けているのは居酒屋の1軒だけだった。
西成にカラオケ居酒屋が進出してきたのはいつなのか正確にはわからないが、ここ数年のことだろう。
そしてカラオケ居酒屋は今も増殖を続けている。
現在の姿を以前の経営者や古くからの客はどう見ているのだろう。
いずれにしても、きのうは「商店街の変貌を目の当たりにしたな」と思った。