きのうの夕方、上町断層の上から空と街を撮ったあと、西成の商店街まで戻った。
南から北に向かって歩きながら、「どこかでめしを食って帰ろう」と思っていた。
しかし、なかなか店を決めることができず、商店街を抜けてしまい、幹線道路を西に向かって少し歩いたところで、居酒屋らしき店を見つけた。
中をのぞくと客が一人もいないようで、「居酒屋で晩めしも悪くないか」と思ってのれんをくぐった。
ところが…。
店は西成によくある「カラオケ居酒屋」だった。
ただ、商店街にある店と比べると、色気が前面には出ておらず、どちらかというと家庭的な店だった。
客が少なかったこともあり、ついつい長居をして、「居酒屋で晩めしを食う」はずが、「カラオケ居酒屋で飲んで歌う」になってしまった。
この店はママさんが韓国人で、もう一人が日本人という珍しいパターンだった。
店の女性と話をしても、中国語の練習にならない代わりに、「中国にこだわらなきゃ」という妙な重圧を感じることもない。
ボトルのあるうちは時々、顔を出したい。