洋食屋を見直した

きのうの仕事帰りに行った西成の商店街の洋食屋

きのうの仕事帰り、西成まで戻ってから、どこかでめしを食って帰ろうと思った。

心当たりの店を何軒か訪ねたが、休みだったり人が多かったりで、入れる店が見つからなかった。

 

で、渋々、商店街にある「日松亭」へ行った。

この店は看板に和洋食と書かれているが、明らかに洋食屋だ。

3年近く前に一度だけ行って「ここはどうもな」と思い、それ以降、足が向かなかった。

しかし、きのうはこの店をちょっと見直した。

店内は「洋食屋」らしさが漂っている

とりあえずは一杯と、「酎ハイ」(税込み400円)を注文した

つまみとめしを兼ねて、洋食屋ならこれだと、「トンカツ定食」(通常は税込み800円)を頼んだ。3年近く前なら「安くないな」という値段だが、このところの諸物価高騰の影響で、「1000円以下でトンカツ定食が食えるならまずまずじゃないの」と思った

主役は何といっても「トンカツ」。肉が薄いが、専門店じゃない洋食屋のトンカツらしくて、これもありだなと思った

のりが添えられているのが心憎い。これがあるおかげで、酒のつまみとしてトンカツを平らげても、めしを食うのに困らなくなった

そして、最後にささやかなサプライズがあった。

「ごちそうさま。いくらですか」と店の人に勘定を頼むと、「1100円です」と言われた。

800円のトンカツ定食と400円の酎ハイで1200円になるはずで、「あれ、違うんじゃないですか」と聞いたところ、「きょうはトンカツ定食が本日の日替わり定食になっていて、100円引きなんです」という答えが返ってきた。

思わず、「へえ、そうなんですか。なんだか得した気分だな」と声が出て、うれしくなった。

店の人が私と一緒に外に出て、見せてくれた看板。「なるほど。次回からはきっちりチェックしないといけないな」と思った