きのうの朝、天神橋筋商店街でめしを食う前に、大阪天満宮に寄った。
黒猫はたくさんいたが、私が近づくと一目散に逃げてしまった。
仕方なく、星合の池へ行ったところ、まだ幼い黒猫が石の柵の間から顔を出し、池をじっと見ていた。
池の中を泳いでいる鯉を見て、「こいつを仕留めて食っちゃいたいな」と思っていたのかもしれない。
しかし、さすがに水の中にいる魚はいかんともしがたく、しばらくしてあきらめたようで、どこかに行ってしまった。
「子猫がまたひとつ社会勉強をしたな」と思った。
その後、神社の境内に戻ったが、やはり黒猫は逃げるばかりだった。
あきらめかけてふと神社の建物を見ると、桜が紅葉し、それを朝日が照らしていた。
春に淡いピンクの花を見せてくれた桜が、晩秋も楽しませてくれた。