月曜恒例の天神橋筋商店街詣で、きのうが振替休日だったため、1日遅れとなった。
きょうは何のアイデアもなく、空きっ腹を抱えながら商店街を歩いた。
そして見つけたのが、中国で暮らしていたころ嫌というほど食べた「蘭州拉麺」の店だった。
昔を思い出し、懐かしかった。
私は蘭州拉麺の本場である甘粛省の蘭州に2度行ったことがある。
そこで食べた拉麺はなかなかの味だった。
上海にも数多くの店があり、特に中国生活の初期は節約も兼ねて、週に2、3回は行った。
ただ、本場の味とはかなり違い、漢民族に受ける味にアレンジされていたが。
日本で、それも天神橋筋商店街で蘭州拉麺が食べられるとは思ってもいなかったので、迷うことなく店に入った。

きょうは天3(天神橋三丁目商店街)の北の端まで歩いた。通りになぜか関西大学をPRするちょうちんがぶら下がっていた

蘭州拉麺の店「一品居」。大阪市内に数軒展開するチェーン店らしい

店内は日本の普通のラーメン店とそれほど変わらない

これがこの店、というより蘭州拉麺の店の売りだ。「拉」は中国語で引っ張るという意味で、小麦粉を練った塊を手で引っ張って麺にする。その鮮やかな手さばきは一見の価値がある。この人が店の主人で、蘭州出身だと言っていた

注文したのは蘭州拉麺とビールのセットだ。税込み1000円ならまずまずだろう。先にビールが出てくる

いよいよ主役である蘭州拉麺の登場だ。牛肉が入った「牛肉麺」で、味は本場の蘭州で食べたものに近かった。赤いのはラー油だが、辛さはそれほど感じなかった。中国で食べ慣れたパクチー(中国では香菜という)は、追加でトッピングしたいくらいだった