年末・年始の休みも終わり、きょうから通常の仕事が始まった。
月曜恒例の天神橋筋商店街詣でも再開だ。
きょうはどこへ行こうかと考えたとき、ふと東京在住の中国人女性とのメールのやり取りを思い出した。
その女性は日本に来て16年目で、日本での年越しにも慣れたという。
文面には「紅白歌合戦、年越しそば、雑煮、おせち、しるこや初詣など一通りやりましたよ」とあった。
それを読んで、「しるこ?」と思った。
私の実家では、正月にそうしたものを食べる習慣がないからだ。
商店街で立ち止まってスマホで調べてみると、しるこやぜんざいは1月11日の鏡開きの日に食べるのが一般的だが、正月のスイーツとして親しまれている地域も多いらしい。
山陰地方では雑煮としてしるこやぜんざいを食べるという。
しることぜんざいの違いも出てきて、かなりややこしくなったが、そのへんで調べるのをやめた。
正月としるこ、ぜんざいの関係が少しわかり、「ようし、それならきょうはしるこ、ぜんざいといくか」と、天3(天神橋三丁目商店街)で店を探した。
私は基本的には酒飲みで、甘いものをほとんど食べない。
ぜんざいを店で食べたのは、生まれて初めてかもしれない。
それでも、年を取ったせいか、ぜんざいを食べて「うまいなあ。ほっとするなあ」と思った。
たまに甘党になるのも悪くない。