まるで忍者のよう

きのう仕事が終わってから、天神橋筋商店街へ行く前に、大阪天満宮に寄った。

黒猫に新年のあいさつをしなければと思っていた。

大阪天満宮に着いてみると、普段は閑散としている夜の境内に参拝者が詰めかけていてびっくりした。

初詣の時期で当然なのだが。

 

いつもの黒猫は神社の片隅でうろうろしていた。

やがて、お気に入りの場所である祠の脇に行って座った。

それを見て私はカメラを向けた。

黒猫の目はまるで忍者のように輝いていた。

視線が鋭く、「もうけっこうな付き合いなんだから、そろそろ心を開こうよ」と思った。

しかし、考えてみれば、私も昔の忍者、現代でいうなら写真誌の盗撮カメラマンのようなことをしているのだからお互いさまなのかもしれない。

夜の神社で、黒猫と私、忍者同士のにらみ合いが続いた。

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忍者のような鋭い視線を飛ばす黒猫