きのう仕事が終わってから、西成へ行った。
中村食堂でオムライスを食べ、猫を追いかけようという腹積もりだった。
ところが、商店街を通り抜けようとしたとき、ひとりのおっちゃんが手を上げて声を掛けてきた。
「写真撮っとんか。あんたはプロか。わしを撮ってくれへんか」
こうなると、そのまま通り過ぎることはできない。
「プロやないけど、撮ってもええで」
「そらありがたいな。せやけど金はないで」
「金なんかいらんよ。でもな…」
その後、ブログの話をして掲載を了承してもらった。
おっちゃんは77歳、仕事はしておらず、よくいえば悠々自適の毎日らしい。
おっちゃんと話しながら、人と人の距離が近い街・西成を感じた。