私は西成で猫を探すとき、商店街から少し脇にそれた路地を歩く。
2週間ほど前、仕事帰りに猫を探し、ふと見かけた暗い路地に数人の人がいた。
何事かなと思ったが、「こんな時間に暗がりにいる人と関わらないほうがいい」と思い素通りした。
ところが、数日前に同じ場所に行ったところ、やはり同じような人がいた。
恐る恐る近づいてみると、それは人ではなく作り物だった。
暗い中で遠くから見るとまるで生きているようで、なんとも不気味だった。
素人の仕業とは到底思えない「作品」だった。
きょう、仕事帰りに寄って、その姿にびくびくしながら撮影した。