
熊野灘の水平線から昇る朝日
今年のお盆休みは6連休となった。
狙いは海と太陽。
夕日と朝日が撮れる場所を探し、訪ねたのは志摩半島の南東端に細長く延びる「さきしま半島」だった。

けさの撮影ポイントは、さきしま半島の南東端にある大王崎灯台に近い崎山公園だった。公園に着いて海を見ると、どこかに停泊している船が強力なライトをつけているらしく、光の筋が延び岩礁を照らしていた。撮影の邪魔になったが、「逆にそれを利用してやろう」と思って撮影した

空には雲が多いものの、徐々に赤く染まっていった

朝日が少し高度を上げ、海に光を投げかけた。波が荒いため、光の筋がまだらになっている
きのうはさきしま半島の地理がよくわかっておらず、バスに乗って右往左往した。
バスのダイヤがネットで調べたものと微妙に違っていたのもこたえた。

真珠養殖で名高い英虞湾の向こうの山に沈む夕日。地形が複雑なので海が見通せず、湖のように見える。当初は夕日を半島の突端の御座で撮るつもりだったが、終バスの時刻が思ったより早く、日の入りまでいられないことがわかった。場所を半島の中ほどにある船越に移した

日が沈んでからしばらくして、雲が染まった。しかし、低空の雲は染まらず、黒い塊になった
バスで御座から船越に引き返す際、途中の片田の海岸で撮影した。

片田の海岸は美しい弓形になっている。津波対策と思われる高い防波堤が築かれている

高い波が白く太い線を幾重にも描いている。「波状攻撃」とはよくいったものだと思う

海岸の近くに波消しとしてテトラポットが数多く積まれているが、それでも護岸に高い波が打ち寄せていた