志摩への旅の事と次第

きのうとおとといの2日にわたった志摩への旅は、海と太陽を追いかけるという目的以外にもう1つの思いがあった。
それは途中の奈良で東大寺を訪ねることだった。
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東大寺の大仏殿。小学6年の修学旅行以来だから、49年ぶりの再訪ということになる、修学旅行のとき「こんなに大きな木造建築があるのか」と驚いた記憶が今でも鮮明だ
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鹿は奈良を象徴する動物だ。東大寺南大門の国宝・金剛力士像の前に1匹の鹿が悠然とたたずんでいた
 
そして、旅の流れは以下の通り。
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旅の起点はJR大阪環状線新今宮駅。午前6時すぎで朝日がホームに差し込んでいる
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各駅停車で奈良へ向かう。途中、何度か大和川の鉄橋を渡る。大和川中流域で、私が通っている下流域とは趣が大きく異なる
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奈良駅に到着。駅ビルはモダンなデザインになっている。古都・奈良らしいクラシックなデザインのほうがいいと私は思うが
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奈良駅からも各駅停車に乗車する。たった3駅で終点の加茂駅に着く
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加茂駅から乗った列車は2両編成のワンマンカー。ローカル色たっぷりだ
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列車は山あいの集落を縫うように走る
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亀山駅で乗り換える。ここからの列車も2両編成で、津、松阪、伊勢という名の通った町を経由して鳥羽まで行く
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沿線の田んぼの多くはすでに色づき、稲穂がこうべを垂れていた。中には稲刈りを終えた田んぼもあった
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鳥羽駅に到着。駅はJR近鉄が共用している
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鳥羽駅の目の前に海が広がっている。ここまで来ると急にリゾート色が濃くなる
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鳥羽駅からは近鉄志摩線の列車に乗る。これも2両編成だ
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志摩線の途中の鵜方駅でバスに乗り換えて、さきしま半島に向かう
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バスの終点はさきしま半島の先端にある御座港。英虞湾の入り口に位置している
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おとといの夜泊まった「大王荘」。野宿するつもりだったが、暑さと雨の予報が気になり、素泊まり8000円を払って、エアコンの効いた部屋のベッドで眠った
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きのうの朝の撮影ポイントにした崎山公園。当初はここで野宿するつもりだった。結局、雨は降らず、風があって暑さもそれほど気にならなかった。心配していた水の補給も水飲み場があり問題なかった。しかし、たとえそれがわかっていたとしても、この時期の野宿はかなりの決断がいる
 
旅に出れば行く先々での地元の味も楽しみの1つとなる。
今回は慌ただしい日程で、食事に時間を割けなかったが、海の幸の一端に触れることはできた。
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大王荘で軽く一杯。「地元の魚の料理はありませんか」と尋ねて、出てきたのが「かつおの刺身」(950円)だった。新鮮さは折り紙付きだ。酒も地元のものでと思い、四日市の酒造会社の清酒760円)を頼んだ
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メニューを見て「この料理は何だ」と気になった「伊勢うどん」(550円)を締めに食べた。丼の底に甘いタレが入れてあり、うどん、刻みネギ、花かつおと一緒にかき混ぜて食べる。私の好きな讃岐の「しょうゆうどん」とコンセプトが似ていて、くせになりそうな味だった
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鳥羽駅で食べた「浅利うどん」(420円)。鳥羽産のアサリ、干しエビ、ワカメが載っている。しょうゆで煮たアサリは味が深く、ごはんのおかずにももってこいだろう