それならその日の出を撮らない手はないと思い、いつもの大和川へ行った。
が、ほぼ毎度のことで東の空に雲がかかり、日の出は拝めなかった。
それは大した話ではないのだが、日の出の時刻を調べていて、その方角の変化について私が思い違いをしていたことに気づいた。
これはけっこう大きな問題だった。
私は日の出が最も遅い日に日の出の方角が最も南寄りになると思っていた。
ところが、調べたところ、日の出、日の入りの方角が最も南寄りになるのは、冬至(微妙に前後する場合もあるようだが)だった。
単純に考えれば、昼間の時間が最も短い冬至に日の出、日の入りが最も南寄りになるのは理解できる。
しかし、それなら日の出が冬至以降も半月ほど遅くなり続けるのはなぜなのか。
冬至より半月ほど前に日の入りが最も早くなるのはなぜなのか。
これは間違いなく地軸(地球が自転する際の軸)の傾きによるものだろう。
日本(山や離島を除く)で最も早く初日の出が見られるのは、千葉県の銚子市であることはよく知られている。
経度でいえば、北海道の東部、たとえば知床半島のほうがかなり東にあるというのに。
逆に夏は同じ経度なら北のほうが早く日が昇るのだろう。
地球の公転面に対して約23.43度傾いている地軸の動きが日の出、日の入りの時刻や方角を決めていることは確かだ。
しかし、私の頭ではいくら考えてもその仕組みがわからない。


やがて雲の上の空が赤く染まった

日の出の時刻の5分ほど前。まばらに浮かんでいた薄い雲がピンクに染まった

日の出の時刻から15分近くが経過して、ここから日が昇るよという合図のように部分的に赤くなった

7時半少し前にようやく雲の上に太陽が姿を現した

厚い雲は低く垂れ込めていただけだが、東の空全体を薄い雲が覆っていて、太陽はぼんやりとした姿になった

ついでに河川敷に下りてチン電を撮る。この撮り方なら雲はあったほうがいいくらいだ