きょうは冬至から数えて4日目、日の出の方角が一年で最も南寄りになる時期だ。
そんなときしか撮れない風景がある。
その一つが、朝の南海高野線の鉄橋を渡る電車のシルエットだ。
川の北岸から見る鉄橋の向こうに日が昇る。
ということで、早朝から出かけたのだが…。
出かける前に見た天気予報によると、日の出の少し前から晴れ間が見えそうだった。
しかし、行ってみると東の空に広がる雲が厚かった。
鉄橋の上あたりにあった雲の切れ間もすぐになくなってしまった。
こうなってはシルエットは狙えない。
がっかりしたが、帰るに帰れず粘っていると…。
鉄橋の上にかかる雲が赤く染まった。
少し薄い雲だったんだろう。
「こんなふうに染まることもあるんだな」と思いながら、川岸を行ったり来たりした。
雲の表情に一喜一憂した朝だった。