「天神さん」の季節の移ろい

私は南海電鉄岸和田駅から電車に乗って通勤している。
家から駅までの道の途中に「沼の天神さん(沼はこの辺りの昔の地名)」の愛称で親しまれる岸和田天神宮がある。
言い伝えで創建は室町時代1362年というから、650年余りの歴史を持っていることになる。
通勤途中でこの神社の境内を通るときは、「きょうもよろしくお願いします」とか「きょうはありがとうございました。あしたもよろしくお願いします」などと心でつぶやきながら軽く頭を下げる。
信心深いほうではないが、神社の境内を素通りすることはできない
天神さんの境内やその周辺でも季節の移ろいが感じられるようになった。
特に美しい紅葉があるわけではないが、閑静な神社だけにちょっとした光景でも心に染みる。
今年は冬が来たかと思えば秋に逆戻りの連続だ。
それでも季節は確実に進んでいく。
白い息を吐きながら境内を通る日も、もうじきやって来る。
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神社の北の入り口にある木が紅葉している。この木はなんだろう
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神社と脇の道を隔てる柱に氏子の名前が刻まれている。その柱の間から1本だけ枝が出ていた。葉が色づいているわけではないが、なんとなく秋の終わりの寂しさを感じる
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拝殿の前にも紅葉があった。こちらの木はほんの一部しか葉が残っていない