きょうはこのところの疲れが出て、ずっと部屋でごろごろしていようと思っていた。
しかし、夕方になって「何もしないのもな」と思い、外に出るだけは出た。
この駅に行けばなんとかなるだろうと思っていたが…。
駅に着いたときは日の入りの時刻を過ぎていた。
時刻表を見ると、チン電が来るまでには時間がかなりあった。
空も厚い雲に覆われていてあたりは薄暗く、「これで撮れるものを撮ればいい」と、勘に頼ってカメラを設定し、駅の南側の坂を上って来るチン電を狙った。
無理を承知だったが、結果は無理なものは無理だとしかいいようがないものだった。