抜け目なく

おとといの朝、家の近くにいたたんちゃん

おとといの朝、普段より少し早く家を出て、近くの路地を歩いた。

たんちゃんが見慣れない場所にいた。

そこは椅子の上だった。

椅子はたんちゃんの縄張りの一角にある家の外に置かれていた。

なぜ椅子がそこに置かれていたのかはわからないが、たんちゃんは抜け目なくそれをベッドにしていた。

たんちゃんに声を掛けて振り向いてもらった