きのうは満月だった。
大阪の日の入りと月の出の時刻を調べたところ、日の入りは午後7時ちょうど、月の出は午後6時57分だった。
ほぼ同時刻といってよく、「これは日の入りと月の出を連続で撮れるな」と思い、仕事が終わってから勤務先のマンションの屋上に上がった。
東の空も西の空も狙える貴重な撮影ポイントだ。
まずは日の入りからと西の空にカメラを向けた。
天気予報は芳しくなかったが、筋状の雲の切れ間があり、六甲山に沈む夕日を見ることができた。
その光景は黒い海に丸い球が沈んでいくようだった。
なぜそうなるのかわからない不思議な日没で、仕事が終わってから粘ったかいがあった。