不思議な日没

きのう、勤務先のマンションの屋上から、六甲山に沈む夕日を見た

きのうは満月だった。

大阪の日の入りと月の出の時刻を調べたところ、日の入りは午後7時ちょうど、月の出は午後6時57分だった。

ほぼ同時刻といってよく、「これは日の入りと月の出を連続で撮れるな」と思い、仕事が終わってから勤務先のマンションの屋上に上がった。

東の空も西の空も狙える貴重な撮影ポイントだ。

 

まずは日の入りからと西の空にカメラを向けた。

天気予報は芳しくなかったが、筋状の雲の切れ間があり、六甲山に沈む夕日を見ることができた。

その光景は黒い海に丸い球が沈んでいくようだった。

なぜそうなるのかわからない不思議な日没で、仕事が終わってから粘ったかいがあった。

スタンバイしたのは日の入りの時刻の30分ほど前だった。夕日はまだ高い位置にあり、雲の切れ間にぼんやりと見えていた

夕日が厚い雲を抜け出し、六甲山のすぐ上にかかる雲に隠れようとしている…と思ったが

黒い部分を背後に従えるようにして、夕日が六甲山に沈んでいった。これを見て、「太陽の後ろに雲があるのか。いや、そんなことは起こりえない。何だこれは」と思った

黒い海に丸い球が沈んでいくような形で、夕日が姿を隠した

夕日が姿を隠し、しばらくすると空が鮮やかに染まった