勤務先のマンションの周辺では、桜の紅葉が終わりに近づいている。
しかし、その中で気を吐いている桜がある。
近くのマンションにある大きな桜だ。
その桜は建物の北西側に隣接していて、夏場は別として、今の時期は日がほとんど当たらない。
文字通り日陰者だ。
しかし、日が当たらないからか、その桜は日が当たる桜と比べると葉がたくさん残っている。
その桜を前にして、「日の当たる桜より先に葉を落とし、寂しげな姿になってたまるか」という日陰者の意地を見たような気がした。
きのうの昼休みに撮影した。