苦節3カ月

勤務先のプランターに咲いたインパチェンスの花

私が勤めるマンションでは、管理会社の本社から四季に応じて花が配られる。

夏の花として6月下旬に「インパチェンス」がやって来た。

早速、プランターに植え替えて、毎日水をやり、時々肥料もまいた。

しかし、一日のうちの大半が日陰になるプランターでは、なかなかうまく育たなかった。

「いい場所で育ててやれなくてごめんな」、水をやりながらいつもそう謝っていた。

それが…。

 

9月に入ってから、急に花の数が増え始めた。

残暑は続いているものの、朝晩は多少なりとも過ごしやすくなり、植物が敏感に季節の変化を感じているのかもしれない。

苦節3カ月、ちょっと大げさだが、世話を続けたかいがあった。

「よく頑張ったな」とインパチェンスを褒めてやりたい。

プランターに並んだインパチェンス

最も元気なのはプラスチックのプランターではなく、陶器のプランターに植えたものだ。プランターからこぼれるように花が咲いている